私は夕食抜きの1日2食生活を5年以上続けています。
長いことこの生活を続けているのは、ダイエット効果や健康効果を感じているからです。
ただ、メリットばかりというわけではなく、デメリットもあります。デメリットを理解せずに始めるのは危険です。
そこで今回は、1日2食(夕食抜き)のデメリットをご紹介したいと思います。
夕食抜きの1日2食に興味をお持ちの方は、ぜひご覧ください!
1日2食(夕食抜き)のデメリット
夕食抜きの1日2食には、以下のようなデメリットがあります。
- 必要な栄養が不足しやすい
- 空腹に慣れるまでがきつい
- 家族団らんの時間が減る
- 夕食の誘いを断らなければいけない
- 夜にお酒を飲めなくなる
- 他の2食で食べ過ぎると病気のリスクが上がる
- 代謝が落ちやすい
- 急にやめるとリバウンドしやすい
それぞれ詳しく見ていきましょう。
必要な栄養が不足しやすい
現代人は1日3食でも必要な栄養が不足しやすいと言われています。
そこからさらに1食を減らすわけですから、栄養不足に陥る可能性は3食の時より上がります。
栄養不足に陥ると健康にさまざまな影響が出てくるので、
- 他の2食で野菜をしっかりとる
- サプリメントを飲む
- 青汁を飲む
こういった対策が必要になります。
空腹に慣れるまでがきつい
1日2食だと、やはりどうしてもお腹が減ります。それに慣れるまでがきついです。
食べることばかり考えて他のことに集中できないですし、食べたいものを食べられないことにストレスを感じてしまいます。
ただ、これは1週間もすれば慣れてきます。
空腹状態が「普通」のことになって、お腹が空いてもあまり気にならなくなるんですよね。
慣れるまでは、お水を飲んだり、低カロリーのおやつをつまんだりしてしのぎましょう!
家族団らんの時間が減る
夕食を抜くということは、家族と一緒に夕食をとらないということ。
それはイコール、家族と集まって仲良く談笑する時間が減ることを意味します。
小さなことのようで、意外とこういう時間が家族の絆を深める上で大切だったりします。
ただ、食べなくても一緒に食卓を囲むようにすれば、家族団らんの時間は保たれます。
夕食の誘いを断らなければいけない
友だち、サークルの先輩、上司、同僚などから夕食に誘われた時、それを断らなければいけません。
何度も断ると、人間関係が悪化する可能性も…。
3回に1回は誘いにのる、誘いにのっても食事量はセーブするなど、自分の中でルールを決めておいたほうが良いでしょう。
夜にお酒を飲めなくなる
空腹時にアルコールを摂取すると、すぐに酔いが回ったり、胃壁が荒れてしまったりします。
そのため、夕食を抜く場合は夜にお酒を飲めなくなることを覚悟しなければいけません。
「晩酌が一番の楽しみ」という方にとって、これはかなりきついでしょう。
ただ、お酒の飲み過ぎは健康に良くないので、飲みすぎのきらいがある方にとっては、むしろ酒量をセーブする良いきっかけかもしれません。
他の2食で食べ過ぎると病気のリスクが上がる
欠食した後の食事や、食べ過ぎた後は、血糖値が上がりやすいです。
なので、「夕食を抜いてるんだし」と思って朝食や昼食を食べ過ぎてしまうと、血糖値が上がって病気のリスクが上がります。
食べ過ぎや血糖値の上昇を防ぐには、以下のような対策が有効です。
- よく噛んで食べる
- 野菜を先に食べる
- あらかじめ食べる分をお皿に取り分けて「これ以上は食べない」と決める
代謝が落ちやすい
1日2食にすると、「摂取カロリー<消費カロリー」になりやすいため、体重が落ちやすいです。
ただ、落ちるのは脂肪と筋肉の両方。脂肪だけ都合よく落ちてはくれません。
筋肉が落ちると代謝が落ち、代謝が落ちるとさまざまなデメリットが出てきます。
具体的には、痩せにくくなったり、疲れやすくなったりします。
これを防ぐには、運動や筋トレを行って筋肉量を維持する必要があります。
私は1日2食と合わせて毎日20分×2セットの踏み台昇降運動を行っています。踏み台昇降運動に興味のある方には以下の記事もおすすめです。
急にやめるとリバウンドしやすい
ダイエット目的で1日2食を始めた場合、ダイエットに成功したからと言って急に1日3食に戻してしまうのはNG。
今までカットしてた1食分のカロリー(600~700kcal)がドカっとくるので、消費カロリーとの釣り合いがとりづらくなり、リバウンドしやすくなります。
1日3食に戻す場合はいきなり以前の食事に戻すのではなく、徐々に食事量を増やしていきましょう。
どこまで増やすかは、消費カロリーを元に決めましょう。「摂取カロリー=消費カロリー」となれば、リバウンドはしません。
消費カロリーは、以下の3つの合計になります。
- 基礎代謝による消費カロリー
- 生活(家事、育児など)による消費カロリー
- 運動による消費カロリー
上記3つは、以下のリンク先で計算することができます。
例えば、1日の消費カロリーが1,700kcalであれば、1日1,700kcalまでなら食べてもリバウンドしないということになります。
1日2食をおすすめしない人
こういったデメリットがあることから、以下に該当する方には1日2食をおすすめできません。
- 成長期の子ども
- 妊婦
- スポーツ選手
- 持病のある人
上記に該当する方が1日2食にすると、以下のようなリスクがあります。
- 成長が阻害される
- 胎児に影響が出る
- ハンガーノックになる
- 病状が悪化する
- ハンガーノック
- エネルギー不足のまま長時間スポーツを行うと起こりやすい、極度の低血糖状態のこと。ハンガーノックになると、体が動かなくなったり、手足がしびれたり、ひどい時には意識を失ったりする。
興味をお持ちの方は自己判断で行わず、医師やトレーナーに相談してください。
1日2食(夕食抜き)のメリット
夕食抜きの1日2食には前述のようなデメリットがありますが、同時に以下のようなメリットもあります。
- ダイエット効果が見込める
- 食費を節約できる
- 時間を節約できる
- 集中力が増す
- 体が軽く感じられる
- お通じが良くなる
- 朝食をおいしく食べられるようになる
詳しくは以下の記事で解説しています。興味のある方はあわせてご覧ください。
まとめ
以上、1日2食(夕食抜き)のデメリットについてでした。
夕食抜きの1日2食に興味をお持ちの方は、こういったデメリットがあることを踏まえた上で、実践するかどうか決めてください。
個人的には、あらかじめ知ってさえいれば対策をとれるものばかりなので、デメリットはあってもおすすめです!
メリットも大きいですしね♪